よくある質問

内科

健康診断でコレステロ-ル値が高いと言われました。薬を飲む必要がありますか?

薬を飲む必要性は血液のコレステロ-ル値だけでなく、生活習慣・年齢・性別・既往歴・遺伝的要素・他の検査結果から総合的に判断する必要があります。他の検査結果とは、頚動脈エコ-検査・甲状腺機能検査・糖尿病の検査・眼底検査です。

健康診断で血圧が高いと言われました。薬を飲む必要がありますか?

家庭での血圧を朝晩に測って記録してください。その結果、血圧が135mmHg以上あれば、治療を必要とする高血圧の可能性があります。尿検査や血液検査、眼底検査等を受けられ、その結果や生活習慣・既往歴から治療の必要性や方法を判断されるのがよいです。

健康診断で糖尿病の疑いと言われました。どうしたらよいですか?

健康診断結果を医師に見せて相談してください。健康診断結果からどの程度の糖尿病かが推察できます。必要なら尿検査や血液検査、眼底検査等を受けられ、その結果から、糖尿病の程度・治療の必要性や方法を判断されるのがよいです。当院では、糖尿病治療に必須のHbA1c検査結果が15分で判る器機を有しています。

急に発熱しました。どうしたらよいですか?

大人の場合、深夜であって、熱以外に症状なく食欲も良好で元気がよいときは、体を冷やして経過をみてもよろしいです。しかし、一度は医師に電話相談するか、診てもらうべきです。当院では、コロナ検査や白血球検査・炎症反応(CRP)検査結果が15分で判る器機を有しています。診察結果と検査結果から適切な対応ができます。

外科

胆のうに石があると言われました。手術した方が良いですが?

痛みがあったり、胆のう炎になったことがあれば手術が考慮されます。手術は腹腔鏡で行うことが多いです。特に症状がない場合も年に2〜3%で胆石発作を来します。約4%で胆嚢炎、黄疸、膵炎、胆のうがんを発生することがあります。少なくとも定期的な検査を行ったほうがよいです。

背中や首の後ろに赤く腫れたできものができて痛いです。

粉瘤(アテローム)の可能性があります。膿を抜いて袋ごと切除すれば1週間程度でなおります。多発していて繰り返す場合は内服薬などもあります、ご相談ください。

乳腺外科

検診はいつからうけた方がいいですか?

40歳以上は少なくとも2年に1回の検査を行った方がよいです。ただし、明らかに異常を感じるときは直ちに受診されるべきです。

妊娠中、授乳中、生理中は乳がん検診は受けられますか?

乳腺が張った状態は検診に適した状態ではありません。マンモグラフィ検査は僅かに被ばくがあり妊娠中は行いません。エコー検査はいつでも受けれますが診断精度は下がります。生理前から生理後4,5日を避けて行ったほうがよいです。月1回は自己検診をして自分の乳房を把握しておくことが大事です。

乳がんになりやすいのは、どんな人でしょうか?

乳がんの直接的な原因については、まだはっきりしたことはわかっていません。しかし、統計的な調査では、40歳以上、出産をしていない、高齢での初産、初潮が早く閉経が遅い、肥満、飲酒・喫煙習慣がある、血縁者に乳がんになった人がいる、良性(がんではない)の乳腺疾患になったことがある、乳がんになったことがある、といったことが乳がんの発症と関係があるとされています。また、これまでの研究で、BRCA という遺伝子に変異がみられる人は、乳がんになりやすいことがわかっています。乳がんを発症した人の7~10%は、「遺伝性乳がん」(遺伝的に乳がんになりやすい体質をもっている)と考えられています。

出産経験のない女性が乳がんになりやすいというのは、本当ですか?

出産と乳がんの発症は関連することが知られており、出産経験のない人は、ある人と比べて乳がんにかかるリスクが高くなるとの報告があります。また、出産回数が少ないほど、初産の年齢が高いほど、乳がんになるリスクが高くなることも示されています。しかし、出産経験がない人や初産の年齢が高い人が必ず乳がんになるわけではありません。

乳がんにならないための予防法はありますか?

食事関連で乳がん予防として実践できることは、アルコール摂取を控えることです。さらに閉経後の女性では肥満にならないよう体重管理を行い、身体活動を増やすことも重要です。
また、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)とわかっている場合は、乳房や卵巣にがんが発症する前に予防的に切除する手術があり、環境が整っている施設であれば本人の希望により受けることができます。ただし、この予防的手術は、すでに乳がんと診断されている場合は保険診療で受けられますが、乳がんを発症していない場合は自費診療となります。

肛門外科

排便時にティッシュに真っ赤な血が付きます。痔ですか?

肛門鏡で観察して血のにじんだ痔を認めれば痔からの出血の可能性が高いです。ただし大腸癌の否定できないので、便に血が混じっていたり、出血が続く場合は大腸カメラを勧めます。

痔があります。手術しないと治りませんか?

痔の原因は排便習慣のことが多いです。排便コントロールのみで改善することもあります。またイボが大きくなって痛い場合は血栓性外痔核のことが多いです。血栓性外痔核は保存加療で1~2週間で改善します。痔の種類と症状によって治療法を選択します。

おしりの穴周辺から膿が出ているようなのですが?

それは痔瘻の可能性があります。熱が出たり、痛みが激しかったりする場合もありますので、一度診察される事をお勧めします。放置された場合には病態が複雑化する可能性もありますので、早めにご相談ください。

診察は痛くないですか?

肛門の診察では、医師が肛門に指を入れて確認する指診があり、痛そうに思われるかもしれません。しかし、人差し指は便の太さより細く、指診の際にはゼリー状の潤滑薬を使うため、リラックスして受診すればほとんど痛みは感じません。

脳神経外科

手にシビレがあり、脳の病気が心配です。

手のシビレの原因としては、脳・頚椎・腕や手の末梢神経があります。
どこに原因があるかは、病歴や症状・診察結果で大体わかります。

半年前から左手が使いにくいです。脳MRI検査や頚椎MRI検査を受けましたが、異常ないと言われています。

パーキソン病・パーキソン症候群・レビー小体型認知症・進行性核上性麻痺・多系統萎縮症・大脳基底核変性症などの初期が疑われます。経験ある脳神経内科医や脳神経外科医を受診してください。

60歳男性です。何年か前から、睡眠中に突然起き上がったり、叫んだりするそうです。この事を本人は記憶していません。

レム睡眠行動異常が疑われます。経験ある脳神経内科医や脳神経外科医を受診してください。

しゃべっている途中で一時的に、ろれつが回りませんでした。

脳梗塞の前兆の可能性があります。その他、一時的な手足の脱力や眼の見え難さも同様です。危険な症状ですので、たとえ症状が消えたとしてもすぐに受診してください。

時々、頭痛に悩まされます。やはり診察してもらったほうが良いのでしょうか?

念のため受診された方がいいでしょう。 朝起きた時にいつも痛い、吐き気を伴う頭痛が徐々に増加する場合、 また急に頭が鈍器で殴られたように痛く嘔吐してしまう、というときは脳腫瘍やくも膜下出血などの可能性がございます。