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脳卒中~脳出血と脳梗塞について

 冬の寒さが厳しくなってきました。冬は脳卒中が多い季節です。

 脳卒中とは突然起こる脳の血管の障害という意味です。これには脳の血管が破ける脳出血と、脳の血管が詰まる脳梗塞があります。

 脳出血は脳の中に出血する病気です。突然の意識障害、半身マヒ、言語障害、ひきつけなどをおこします。脳出血では頭痛が無いことがあります。脳梗塞、くも膜下出血と区別するためにCT検査が必要です。

 発症後6時間以内は出血増大が起きることがあります。脳出血の予防と再発防止には、高血圧の治療と節酒が必要です。

 脳梗塞は脳の血管が詰まっておきる病気です。症状は半身麻痺・言語障害・ふらつき・意識障害があります。発症してから4時間半以内であれば詰まった血管を再開痛させることができますので、発症したなら直ぐに救急車で大きな病院に行ってください。CT検査・MR検査が必要です。脳血流シンチ検査が必要なこともあります。

                    

 発症予防や再発予防には高血圧・脂質異常・糖尿病・心臓病(不整脈、弁膜症など)の治療が必要です。検査としては、血液検査、頚動脈エコ-検査、脳MR検査、心電図検査が必要です。