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顔面神経麻痺

顔面神経麻痺の原因として多いのは麻痺Bell(ベル麻痺)やHunt症候群(ハント症候群)です。

脳腫瘍・脳梗塞・脳出血・外傷が原因の顔面神経麻痺は少ないです。

Bell麻痺(ベル麻痺)やHunt症候群(ハント症候群)顔面神経麻痺は、ある日、突然におこります。

顔面神経麻痺の症状は、次の1~6が多いです。

1.額にしわが寄らない。

2.片目を完全に閉じることができない。

3.口角が麻痺していない側に引かれて、口がゆがんでしまう。

4.うがいをすると水が噴き出てしまう。

5.食べ物が口からこぼれて出てきてしまう。

6.口笛が吹けなくなる、などです。

Hunt症候群(ハント症候群)は帯状疱疹と同類の病気です。顔面神経麻痺と同じ側の顔面や耳の水疱や痛み・難聴・めまいがあります。

Bell麻痺(ベル麻痺)ではHunt症候群(ハント症候群)にみられる顔面や耳の水疱や痛み・難聴・めまいはありません。

治療は早く始めるほど、結果は良好です。顔面神経の炎症を抑えるためのステロイド薬の内服を行います。Hunt症候群(ハント症候群)ではウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の内服や注射も行われ、入院治療が必要です。

顔面麻痺は、早ければ2~3週で、遅くとも4~5か月で、徐々に良くなりはじめるのが通常の経過です、この動き始める時期が早いほど後遺症が軽い傾向です。

いつもと違う症状があれば、早めに受診して下さい。メール相談も受け付けております。