RSウイルスワクチン

　RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。

　RSウイルスは主に接触感染と飛沫感染で感染が広がります。夏季から秋にかけて流行します。

　子供の病気ではなく、大人も感染します。RSウイルスに感染した子供と一緒に暮らす親や、面倒を見る機会のある祖父母は接触の機会が多く、感染しやすくなります。健康な大人がRSウイルスに感染した場合、鼻水・くしゃみ・発熱・のどの痛みなどの症状にとどまることが多いため、ただの風邪と思われることも少なくありません。高齢者、喘息、慢性閉塞性肺疾患（COPD）、心疾患などの慢性の基礎疾患がある人、免疫機能が低下している人がRSウイルスに感染した場合は、肺炎などを引き起こし重症化する場合があります。

　RSウイルス感染症の予防として、2024年1月から60歳以上の人のみワクチン接種（アレックスビー）ができるようになりました。

 　現在、RSウイルスワクチン（アレックスビー®） は自費治療になります。

　60歳以上が対象で、 26,000円（税込） になります。ご希望の方はご予約にて承ります。