ひらたクリニックの肛門外科医療
肛門疾患は排便習慣が悪化の原因の一つです。
薬物療法や排便コントロールを行いつつ最善の治療、手術を組み合わせて行います。
肛門は日頃から使用する器官となります。かかりつけ医を持つことで日頃から診断やアドバイスを行うことができます。
痔、便秘症、肛門掻痒症などおしりとおなかのことはぜひご相談ください。
扱う疾患・症状
- 痔
- 切れ痔
- いぼ痔
(内痔核、外痔核) - あな痔(痔瘻)
- 直腸脱
- 便秘症
- おしりの周囲の
皮膚トラブル
※表示は一例です。
診療体制
痔の検査・治療
希望に応じて検査・治療を行います。
基本的には問診と直腸診、肛門鏡を用いた肛門診察を行います。検査は感染防止対策がされた使い捨ての肛門鏡を用いて行います。治療は希望に応じて投薬、日帰り手術(切除、ジオン硬化療法)を行います。
ジオン硬化療法
注射療法による治療のため、内痔核を切らずに脱出と出血を治療します。 痔核を切り取る手術と違って痔核の痛みを感じない部分に注射するため、「傷口から出血する」、「傷口が痛む」といった患者さんの身体的・精神的な負担が軽減されます。
切除法
内痔核に対して一般的に行われる方法で痔核を肛門内から肛門縁の外側まで切離し、痔核を切除、更に出血を予防する為、痔核切除後の根部を結紮する方法です。最近は術後疼痛や術後早期の出血を防ぐ目的で切除した粘膜面を外側に半閉鎖する方法なども行われています。手術時間は10~15分程です。
注射療法
痔核に対する注射療法の一つでALTA(硫酸アルミニウムカリウムタンニン酸注射液)(ジオンⓇ)という薬を痔核に注射をして痔核を硬化縮小させてしまう方法です。この方法ですと術後出血の心配はありませんから術後の生活制限は殆どありません。
肛門外科より患者様へ
おしりはずっと付き合っていく臓器です。
かかりつけ医として、日頃から症状を把握し、適切な治療やアドバイスを行います。
当院ではまずは侵襲(からだへの負担)の少ない治療から提案しています。高侵襲の治療や入院での治療が必要な場合は迅速に連携病院に紹介いたします。
各疾患の詳しい説明
痔
成人の約半数が、痛み、出血、いぼの脱出などなんらかの症状を経験したことがあるといわれています。適切な治療を行えば症状を改善できます。おしりはずっと付き合っていく臓器です。まずは切らずに治す排便コントロールや硬化療法が行えます。
便秘症
便秘は本人が気づいていなくても病的なこともあります。20歳から60歳代では圧倒的に女性が多い疾患です。排便が週に3回未満、息まないと便がでない、残便感があるなど症状は様々です。