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マンモグラフィについて

当院には乳がんのフォローの患者様から、定期検診、初めて検診で訪れる方がいらっしゃいます。初めて検診を受けられる方は検査がわからず不安な方も多いです。今回はマンモグラフィについておはなしします。

●マンモグラフィ(乳房X線撮影)とは?

乳房を専用のX線撮影装置で挟み、圧迫した状態で撮影するものです。しこりとして触れない、早期のがんをみつけつことができます。

乳房を圧迫することにより被爆の低減と画質の向上(細かな部分の描出)の2つの効果があります。

●マンモグラフィの撮影方法

マンモグラフィには主な撮影方法として内外斜位方向(MLO)撮影と頭尾方向(CC)撮影があります。

内外斜位方向(MLO)撮影は乳房を斜めに圧迫して撮影します。乳房全体の描出にすぐれており、がんができやすい乳房外側上部(C領域といいます)もよく描出できる撮影方法です。



 このように圧迫して薄くすることは、より精密な検査結果を得るためにも、そして被ばく量を減らすためにも不可欠です。しかし、初めての方や以前に痛かった方は、痛みをともなうことに不安を感じている方もあると思います。
当院では圧迫される時間自体は数秒程度であり、長くても10秒を超えることはほとんどありません。
 月経前は乳房が張りやすく、痛みを強く感じやすい傾向があります。このように乳房が張る時期は検診を避けるようにすることで、より痛みを軽減させることができます。また検査は上半身の服・下着を脱いで受けていただくようになります。ワンピースを避け、上下セパレートの脱ぎ着しやすい服装でお越しください。